データベースをアップグレードすると、バージョン 11 の機能を有効にするために、システム・テーブル、システム・プロシージャ、データベース・オプションが追加、変更されます。ディスク上でデータが保管、アクセスされるファイル・フォーマットは変更されないので、ソフトウェアの最新バージョンの新機能とパフォーマンス向上をすべて利用できるわけではありません。
データベースのファイル・フォーマットのアップグレードの詳細については、バージョン 10 以降のデータベースの再構築を参照してください。
データベース・アップグレード・ウィザードでは、バージョン 9.0.2 以前のデータベースをバージョン 11 にアップグレードできません。既存のデータベースをバージョン 11 にアップグレードするには、dbunload またはデータベース・アンロード・ウィザードを使用してデータベースをアンロードし、再ロードする必要があります。バージョン 9 以前のデータベースのアップグレードを参照してください。
必ずデータベース・ファイルをバックアップしてからアップグレードしてください。既存のファイルにアップグレードを適用した場合、アップグレードに失敗すると、これらのファイルは使用できなくなります。データベースのバックアップの詳細については、バックアップとデータ・リカバリを参照してください。
ソフトウェアをアップグレードする場合の一般的な対応策を行います。アップグレードを行う前の重要な注意事項を参照してください。
[スタート] - [プログラム] - [SQL Anywhere 11] - [Sybase Central] を選択します。
SQL Anywhere のプラグインから、アップグレードするデータベースに接続します。データベースはバージョン 11 のデータベース・サーバで実行されている必要があります。
[ツール] - [SQL Anywhere 11] - [データベースのアップグレード] を選択します。
データベース・アップグレード・ウィザードの指示に従います。
アップグレードしたデータベースを使用する前に、データベースを停止し、トランザクション・ログをコピーしてアーカイブすることをウィザードで選択しなかった場合は、その操作を行います。
データベース・アップグレード・ウィザードは、次の方法でもアクセスできます。
データベースを右クリックし、[データベースのアップグレード] を選択します。
データベースを選択し、[ファイル] - [データベースのアップグレード] を選択します。
ソフトウェアをアップグレードする場合の一般的な対応策を行います。アップグレードを行う前の重要な注意事項を参照してください。
アップグレードするデータベースに排他的にアクセスできること、またシステム・パスで、バージョン 11 のユーティリティがその他のユーティリティより前に指定されていることを確認します。ユーティリティの使用を参照してください。
データベースに対してアップグレード・ユーティリティ (dbupgrad) を実行します。
dbupgrad -c "connection-string" |
connection-string で指定するデータベース・ユーザは、アップグレードするデータベースの DBA 権限を持っている必要があります。
詳細については、アップグレード・ユーティリティ (dbupgrad)を参照してください。
アップグレードしたデータベースを使用する前に、データベースを停止し、トランザクション・ログを圧縮します。
Interactive SQL、または SQL 文を実行できる別のアプリケーションからデータベースに接続します。
ALTER DATABASE 文を実行します。
たとえば、次の文はデータベースをアップグレードします。
ALTER DATABASE UPGRADE; |
詳細については、ALTER DATABASE 文を参照してください。
アップグレードしたデータベースを使用する前に、データベースを停止し、トランザクション・ログを圧縮します。
データベース・ミラーリング・システムでの SQL Anywhere ソフトウェアとデータベースのアップグレード
Copyright © 2009, iAnywhere Solutions, Inc. - SQL Anywhere 11.0.1 |