多層階層では、現在のデータベースの直下にあるすべてのリモートデータベースに REMOTE パーミッションが付与されます。階層内の現在のデータベースの直上にあるデータベースには CONSOLIDATE パーミッションが付与されます。
たとえば、統合データベースのパブリッシャー HeadOffice によって識別される統合データベースがあり、このデータベースにはリモートデータベース RegionalOffice が存在するとします。ただし、RegionalOffice データベースにもリモートデータベース Office が存在します。
統合データベース HeadOffice で、次の処理を実行します。
リモートデータベース RegionalOffice のパブリッシャーと同じ名前のユーザーを作成します。
ユーザー RegionalOffice に REMOTE パーミッションを付与します。このことによって、RegionalOffice が HeadOffice からメッセージを受信するデータベースとして識別されます。
RegionalOffice データベースで、次の処理を実行します。
統合データベース HeadOffice のパブリッシャーと同じ名前のユーザーを作成します。
HeadOffice に CONSOLIDATE パーミッションを付与します。このことによって、HeadOffice が RegionalOffice の統合データベースとして識別されます。つまり、HeadOffice が、RegionalOffice にメッセージを送信するデータベースとなります。
RegionalOffice の直下にあるデータベースと同じ名前のデータベース Office と同じ名前のユーザーを作成します。
Office に REMOTE パーミッションを付与します。このことによって、Office が RegionalOffice からメッセージを受信するデータベースとして識別されます。
Office データベースで、次の処理を実行します。
統合データベース RegionalOffice のパブリッシャーと同じ名前のユーザーを作成します。
RegionalOffice ユーザーに CONSOLIDATE パーミッションを付与します。このことによって、RegionalOffice が Office の統合データベースとして識別されます。つまり、RegionalOffice が Office にメッセージを送信します。
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