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ユーティリティデータベース (utility_db) の DBA ユーザのパスワードを設定します。または、ユーティリティデータベースへの接続を無効にします。
dbsrv16 -su password ...
すべてのオペレーティングシステムとデータベースサーバ。
このオプションは、ユーティリティデータベースの DBA ユーザの最初のパスワードを指定します。パスワードでは大文字と小文字が区別されます。ユーティリティデータベースへのすべての接続を無効にするには、パスワードに none を指定します。
パーソナルデータベースサーバを使用している場合、-su オプションを指定しないと、ユーザ ID = DBA と任意のパスワードを使用してユーティリティデータベースに接続できます。パーソナルデータベースサーバに接続できるユーザであればファイルシステムに直接アクセスできると想定されているので、パスワードによるユーザの選別は行われません。
ネットワークデータベースサーバを使用している場合で、-su オプションを指定しないときに、ユーティリティデータベースに接続するには、util_db.ini ファイルが存在することと、ユーザ ID = DBA および util_db.ini ファイルの内容と一致するパスワードを使用することが必要です。ネットワークサーバで -su と util_db.ini ファイルの両方を使用すると、util_db.ini ファイルが無視されます。util_db.ini ファイルの使用は推奨されません。
ネットワークデータベースサーバ用のユーティリティデータベースにパスワードを指定することは、データベースサーバが実行中の場合には便利ですが、データベースに接続できません。たとえば、ミラーリングシステムでは、ユーティリティデータベースに接続してデータベースサーバをシャットダウンしたり、必要に応じてミラーサーバを強制的にプライマリサーバにしたりできるようになります。ミラーリングシステムのデータベースサーバの停止とトラブルシューティング:プライマリサーバが起動できないを参照してください。
utility_db に接続しているときに、CREATE USER DBA IDENTIFIED BY new-password 文を実行して、ユーティリティデータベースの DBA ユーザのパスワードを変更できます。utility_db データベースへの接続を無効にするには、REVOKE CONNECT FROM DBA 文を使用します。すべての SQL 文がユーティリティデータベースに対してサポートされているわけではありません。
ユーティリティデータベースのパスワードがコマンドライン上でクリアテキストで入力されるのを避けるには、dbfhide ユーティリティを使用してパスワードを含むファイルの内容を読みにくくし、難読化されたファイルをコマンドライン上で参照します。
次のコマンドは、ユーティリティデータベースへのすべての接続を無効にします。
dbsrv16 -su none c:\inventory.db
次の例では、ユーティリティデータベースのパスワードを含む util_db_pwd.cfg ファイルが dbfhide によって難読化され、ファイル名が util_db_pwd_hide.cfg に変更されます。
dbfhide util_db_pwd.cfg util_db_pwd_hide.cfg
その後、util_db_pwd_hide.cfg ファイルを使用して、ユーティリティデータベースのパスワードを指定できます。
dbsrv16 -su @util_db_pwd_hide.cfg -n my_server c:\inventory.db