同期スクリプトのほとんどは、Mobile Link サーバからパラメータを受け取ることができます。 各スクリプトで使用できるパラメータの詳細については、同期イベントを参照してください。
次のいずれかの方法によって、SQL スクリプトでパラメータを指定できます。
名前付きスクリプトパラメータ
疑問符 (SQL スクリプトでは非推奨)
名前付きパラメータには、推奨されなくなった疑問符と比べて次のような利点があります。
使用可能なパラメータの任意のサブセットを任意の順序で指定できます。
in/out パラメータを除き、スクリプト内で同じ名前付きパラメータを複数回指定できます。
名前付きパラメータを使用する場合には、スクリプトでリモート ID を指定できます。スクリプトでリモート ID を指定できるのは、この方法だけです。
独自の名前付きパラメータを作成できます。 ユーザ定義の名前付きパラメータを参照してください。
1 つのスクリプト内で名前付きパラメータと疑問符を混在させることはできません。
Mobile Link 名前付きパラメータには 4 種類あります。名前付きパラメータを指定するには、次のように種類をプレフィクスとして付ける必要があります。
名前付きパラメータの種類 | プレフィクス | 例 |
---|---|---|
システムパラメータ | s. | {ml s.remote_id} |
ローパラメータ (カラムの名前。カラム名にスペースが含まれる場合は二重引用符または角カッコで囲む)。 | r. |
{ml r.cust_id} {ml r."Column name"} |
古いローパラメータ (プレイメージのカラムの値を指定するために upload_update スクリプトのみで使用。カラム名にスペースが含まれる場合は、二重引用符または角カッコで囲む)。 | o. |
{ml o.cust_name} {ml o."Column name"} |
認証パラメータ。 認証パラメータを参照してください。 | a. | {ml a.1} |
ユーザ定義のパラメータ。 ユーザ定義の名前付きパラメータを参照してください。 | u. または ui. |
|
スクリプトパラメータを名前で参照するには、{ml parameter } のように、パラメータを中カッコで囲み、前に ml を付けます。たとえば、{ml s.action_code} のように指定します。中カッコによる表記は ODBC 規則です。
便宜上、Mobile Link スクリプトパラメータと同じ名前のスキーマ名がコードセクション内に含まれていないかぎり、中カッコには大きなコードセクションを含めることができます。たとえば、次の各 upload_insert スクリプトは有効で同じ内容を表しています。
INSERT INTO t ( id, c0 ) VALUES( {ml r.id}, {ml r.c0} ) |
および
INSERT INTO t ( is, c0 ) VALUES({ml r.id, r.c0}) |
および
{ml INSERT INTO t ( id, c0 ) VALUES( r.id, r.c0 ) } |
疑問符を使用してパラメータを表す方法は、SQL スクリプトでは推奨されなくなりました。代わりに名前付きパラメータを使用することをおすすめします。 名前付きスクリプトパラメータとユーザ定義の名前付きパラメータを参照してください。
疑問符を使ってパラメータを表すのは ODBC 規則です。Mobile Link SQL スクリプトで疑問符を使用するには、SQL スクリプトで各パラメータに対して 1 つ疑問符を置きます。Mobile Link サーバが、各疑問符をパラメータ値に置き換えます。パラメータ値への置き換えは、スクリプト内でパラメータが定義されている順序に従って行われます。
一部のパラメータは省略可能です。パラメータが省略可能になるのは、後続のパラメータを指定しない場合に限られます。この例では、パラメータ 2 を使用する場合には、パラメータ 1 を使用する必要があります。パラメータは、各イベントで指定された順に置いてください。 同期イベントを参照してください。
次の形式のコメントが認識されます。
二重ハイフンプレフィクス (--)
二重スラッシュプレフィクス (//)
ブロックコメント (/* */)
初めの 2 つの形式を使用すると、行の最後までのスクリプトテキストが無視されます。3 つ目の形式を使用すると、/* プレフィクスと */ サフィックスの間にあるすべてのスクリプトテキストが無視されます。ブロックコメントはネストできません。
その他のタイプのベンダー固有コメントは認識されないため、名前付きパラメータへの参照のコメントには使用しないでください。
システムパラメータ | イベントタイプ | イベントパラメータを使用できるイベント |
---|---|---|
action_code |
接続 |
action_code パラメータは、次のイベントで使用できます。
|
authentication_message | 接続 |
authentication_message パラメータは、次のイベントで使用できます。
|
authentication_status |
接続 |
authentication_status パラメータは、次のイベントで使用できます。
|
bytes |
接続とテーブル |
bytes パラメータは、次のイベントで使用できます。
|
conflicted_deletes |
接続とテーブル |
conflicted_deletes パラメータは、次のイベントで使用できます。
|
conflicted_inserts |
接続とテーブル |
conflicted_inserts パラメータは、次のイベントで使用できます。
|
conflicted_updates |
接続とテーブル |
conflicted_updates パラメータは、次のイベントで使用できます。
|
connection_retries |
接続 |
conflicted_retries パラメータは、次のイベントで使用できます。
|
deadlocks |
接続とテーブル |
deadlocks パラメータは、次のイベントで使用できます。
|
deleted_rows |
接続とテーブル |
deleted_rows パラメータは、次のイベントで使用できます。
|
error_code |
接続 |
error_code パラメータは、次のイベントで使用できます。
|
error_message |
接続 |
error_message パラメータは、次のイベントで使用できます。
|
errors |
接続とテーブル |
errors パラメータは、次のイベントで使用できます。
|
event_name |
接続とテーブル |
event_name パラメータは、次のイベントで使用できます。
|
fetched_rows |
接続とテーブル |
fetched_rows パラメータは、次のイベントで使用できます。
|
file_authentication_code |
接続 |
file_authentication_code パラメータは、次のイベントで使用できます。
|
filename |
接続 |
filename パラメータは、次のイベントで使用できます。
|
file_size |
接続 |
file_size パラメータは、次のイベントで使用できます。
|
filtered_rows |
接続とテーブル |
filtered_rows パラメータは、次のイベントで使用できます。
|
generation_number |
接続 |
generation_number パラメータは、次のイベントで使用できます。
|
hashed_new_password |
接続 |
hashed_new_password パラメータは、次のイベントで使用できます。
|
hashed_password |
接続 |
hashed_password パラメータは、次のイベントで使用できます。
|
ignored_deletes |
接続とテーブル |
ignored_deletes パラメータは、次のイベントで使用できます。
|
ignored_inserts |
接続とテーブル |
ignored_inserts パラメータは、次のイベントで使用できます。
|
ignored_updates |
接続とテーブル |
ignored_updates パラメータは、次のイベントで使用できます。
|
inserted_rows |
接続とテーブル |
inserted_rows パラメータは、次のイベントで使用できます。
|
last_download |
接続 |
last_download パラメータは、次のイベントで使用できます。
|
last_publication_download |
接続 |
last_publication_download パラメータは、次のイベントで使用できます。
|
last_publication_upload |
接続 |
last_publication_upload パラメータは、次のイベントで使用できます。
|
last_table_download |
テーブル |
last_table_download パラメータは、次のイベントで使用できます。
|
maximum_time |
接続とテーブル |
maximum_time パラメータは、次のイベントで使用できます。
|
minimum_time |
接続とテーブル |
minimum_time パラメータは、次のイベントで使用できます。
|
new_password |
接続 |
new_password パラメータは、次のイベントで使用できます。
|
next_last_download |
接続 |
next_last_download パラメータは、次のイベントで使用できます。
|
number_of_calls |
接続とテーブル |
number_of_calls パラメータは、次のイベントで使用できます。
|
odbc_state |
接続 |
odbc_state パラメータは、次のイベントで使用できます。
|
password |
接続 |
password パラメータは、次のイベントで使用できます。
|
publication_name |
接続 |
publication_name パラメータは、次のイベントで使用できます。
|
remote_id |
接続とテーブル |
remote_id パラメータは、次のイベントで使用できます。
|
remote_key |
接続 |
remote_key パラメータは、次のイベントで使用できます。
|
script_version | 接続とテーブル |
script_version パラメータは、次のイベントで使用できます。
注意スクリプトバージョンには、Java スクリプトおよび .NET スクリプトから、DBConnectionContext クラスの getVersion メソッドを使用してアクセスできます。DBConnectionContext.getVersion メソッド [Mobile Link サーバ Java]とDBConnectionContext.GetVersion メソッド [Mobile Link サーバ .NET]を参照してください。 |
subdir |
接続 |
subdir パラメータは、次のイベントで使用できます。
|
subscription_id |
接続 |
subscription_id パラメータは、次のイベントで使用できます。
|
synchronization_ok |
接続とテーブル |
synchronization_ok パラメータは、次のイベントで使用できます。
|
synchronized_tables |
接続 |
synchronized_tables パラメータは、次のイベントで使用できます。
|
table |
接続とテーブル |
table パラメータは、次のイベントで使用できます。
|
total_time |
接続とテーブル |
total_time パラメータは、次のイベントで使用できます。
|
updated_rows |
接続とテーブル |
updated_rows パラメータは、次のイベントで使用できます。
|
username |
接続とテーブル |
username パラメータは、次のイベントで使用できます。
|
warnings |
接続とテーブル |
warnings パラメータは、次のイベントで使用できます。
|
![]() |
DocCommentXchange で意見交換できます
|
Copyright © 2013, SAP AG or an SAP affiliate company. - SAP Sybase SQL Anywhere 16.0 |