各 Mobile Link リモートデータベースでは、統合データベースに格納されているデータのサブセットを受信できます。テーブルごとにダウンロードサブセットをカスタマイズできます。
ダウンロードサブセットのオプションは、次のとおりです。
[ユーザ] このオプションを選択すると、Mobile Link ユーザ名によってデータが分割され、登録済みの Mobile Link ユーザごとに異なるデータがダウンロードされます。
このオプションを使用するには、Mobile Link ユーザ名を保持するカラムが各ローに含まれている必要があります。Mobile Link ユーザ名は展開時に選択するため、統合データベースの既存の値と一致する名前を選択できます。(Mobile Link ユーザ名用に使用するカラムは、ユーザ名として使用する値を格納できるタイプである必要があります。)サブセットのテーブルとは異なるテーブルに Mobile Link ユーザ名がある場合は、そのテーブルにジョインする必要があります。
[リモート ID] このオプションを選択すると、リモート ID によってデータが分割され、リモートデータベースごとに異なるデータがダウンロードされます。
このオプションを使用するには、リモート ID を保持するカラムが各ローに含まれている必要があります。リモート ID はデフォルトでは GUID として作成されますが、統合データベースの既存の値に一致するようにリモート ID を設定できます。(リモート ID 用に使用するカラムは、リモート ID として使用する値を格納できるタイプである必要があります。)サブセットのテーブルとは異なるテーブルにリモート ID がある場合は、そのテーブルにジョインする必要があります。
リモート ID は、リモートコンピュータがリセットされるか、置き換えられたときに変更される場合があるため、通常、リモート ID 別ではなく、ユーザ別、または認証パラメータ別に分割することをおすすめします。
[カスタム] ダウンロードするローを指定する SQL 式を使用するには、このオプションを選択します。各同期は、SQL 式が true のローのみをダウンロードします。この SQL 式は、生成された download_cursor スクリプトの WHERE 句に追加されます。Mobile Link 名前付きパラメータを式で使用できます。また、他のテーブルを参照することもできます。他のテーブルを参照する場合は、式の上にあるフィールドで他のテーブルをリストし、式にジョイン条件を含める必要があります。
![]() |
DocCommentXchange で意見交換できます
|
Copyright © 2013, SAP AG or an SAP affiliate company. - SAP Sybase SQL Anywhere 16.0 |