SQL Anywhere は 1973 年に制定された米国連邦リハビリテーション法の 508 条 (29 U.S.C. 794d) をサポートしています。
次の表に、Windows x86 と x64 オペレーティングシステムプラットフォームで製品を実行している場合、米国連邦リハビリテーション法の 508 条で指定されたアクセシビリティ要件を SQL Anywhere がどのように満たしているかを示します。このソフトウェアには、アクセシビリティツールの使用を可能にするアクセシビリティ有効化コンポーネントが含まれています。
このマニュアルで示す SQL Anywhere のコンポーネントは、次のとおりです。
テスト環境:Microsoft アクセシビリティテクノロジと Frontier Technologies の JAWS 画面リーダーを両方使用する SQL Anywhere 16.0 (64 ビット Windows)
基準 | サポート機能 | 備考と説明 |
---|---|---|
1194.21 条:ソフトウェアアプリケーションおよびオペレーティングシステム | 「すべての機能をサポート」 |
機能は Microsoft Windows アクセシビリティの機能と補助機能によって補足されていることもあります。 |
1194.22 条:Web ベースインターネット情報およびアプリケーション | 該当なし | |
1194.23 条:電気通信製品 | 該当なし | |
1194.24 条:ビデオおよびマルチメディア製品 | 該当なし | |
1194.25 条:組み込み製品 | 該当なし | |
1194.26 条:デスクトップおよびポータブルコンピュータ | 該当なし | |
1194.31 条:機能的性能基準 | 「サポート (例外あり)」 |
Microsoft Windows でサポートされているサードパーティアクセシビリティ製品とテクノロジをサポートします。 一部のサードパーティ製品は完全な互換性を備えていないことがあります。 |
1194.41 条:情報、マニュアル、およびサポート | 「サポート」 |
基準 | サポート機能 | 備考と説明 |
---|---|---|
(a) キーボードを装備したシステムで実行するようにソフトウェアが設計されている場合、機能自体または機能の実行結果をテキストとして認識できるときは、製品の機能をキーボードから実行できる必要があります。 |
「サポート」 キーボード操作は SQL Anywhere 全体で可能です。 キーボードショートカット、ショートカットキー、メニューコマンドは SQL Anywhere で容易に使用できます。 |
SQL Anywhere は Microsoft Windows アクセシビリティ機能を完全にサポートしています。 |
(b) アクセシビリティとして識別された他の製品のアクティブな機能が、業界標準に従って開発および文書化されている場合、アプリケーションはこれらの機能を中断または無効化してはなりません。また、これらのアクセシビリティ機能のアプリケーションプログラミングインタフェースがオペレーティングシステムのメーカーによって文書化されていて、製品開発者が入手できる場合は、アクセシビリティ機能として識別されるオペレーティングシステムのアクティブな機能をアプリケーション側で中断または無効化してはなりません。 |
「サポート」 SQL Anywhere はオペレーティングシステムのアクセシビリティ機能を中断または無効化しません。 SQL Anywhere はタイトルバー、ツールバー、ほとんどのダイアログ内で大きなフォントをサポートしていて、固定キー機能、フィルターキー機能、マウスキー機能、ハイ コントラストなどのオペレーティングシステムアクセシビリティ機能を完全にサポートしています。 |
ソフトウェアでは Microsoft Windows アクセシビリティ補助機能を使用できます。ソフトウェアで画面リーダーを使用できます。Java ベースコンポーネントには、Java 支援テクノロジをサポートする画面リーダーが必要です。 Microsoft Windows の拡大鏡アプリケーションを使用して、ダイアログテキストを拡大できます。 Tab またはショートカットキーを使用している場合、Windows 拡大表示はフォーカスに従わない場合があります。 |
(c) 現在のフォーカスを示す、明確に定義されたインジケータが画面上に表示され、入力フォーカスを変更すると対話型インタフェースの要素間で移動します。支援テクノロジがフォーカスとフォーカスの変更を追跡できるように、フォーカスはプログラムを使用して公開する必要があります。 |
「サポート」 SQL Anywhere 全体で、画面上のビジュアルなフォーカス、強調表示、追跡機能を使用できます。 |
SQL Anywhere の Java ベースのコンポーネントの場合、使用するサードパーティの画面リーダで Java の支援テクノロジをサポートする必要があります。 Tab またはショートカットキーを使用している場合、Windows 拡大表示は Java ベースコンポーネントのフォーカスに従わない場合があります。 |
(d) 支援テクノロジでは、要素の ID、操作、状態など、ユーザインタフェース要素に関する十分な情報を使用できるようにする必要があります。イメージがプログラム要素を表している場合は、イメージが伝える情報をテキストでも使用できるようにする必要があります。 |
「サポート」 SQL Anywhere は Microsoft® Active Accessibility® と Java アクセシビリティプログラミングインタフェースを両方サポートしているため、コンポーネントは支援テクノロジと互換性が保たれます。 |
SQL Anywhere の Java ベースのコンポーネントの場合、使用するサードパーティの画面リーダで Java の支援テクノロジをサポートする必要があります。 |
(e) コントロール、ステータスインジケータ、または他のプログラム要素を識別するためにビットマップイメージを使用している場合は、これらのイメージに割り当てられた意味がアプリケーションのパフォーマンスを通して一貫している必要があります。 |
「サポート」 SQL Anywhere は SQL Anywhere アプリケーションスイートを通して、標準と一貫性のあるイメージを利用します。 |
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(f) オペレーティングシステムの機能を通して、テキストを表示するためのテキスト情報が提供されます。少なくともテキストの内容、テキスト入力カーソルの位置、テキストの属性の情報を使用可能にする必要があります。 |
「サポート」 SQL Anywhere はテキスト表示のために標準システム機能を使用します。 |
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(g) ユーザが選択したコントラストや色の選択内容、およびその他の個別の表示属性が、アプリケーションで上書きされてはなりません。 |
「サポート」 SQL Anywhere はオペレーティングシステムの表示プロパティで識別されたシステム全体の色設定をサポートします。 |
ビジュアルに表現するために SQL Anywhere ユーティリティで行われたカスタマイズは、アプリケーションに対して固有であり、システム全体の設定は変更されません。 |
(h) アニメーションが表示されている場合は、アニメーション表示モード以外のユーザが選択可能な 1 つ以上のモードで情報を表示できるようにする必要があります。 |
「サポート」 SQL Anywhere はアニメーションを控えめに使用します。 |
アニメーションを使用する場合、伝えられる情報は重要でないか、補足的なものです。 |
(i) 情報の伝達、操作の指示、応答の要求、またはビジュアル要素の区別を行うための唯一の手段として、カラーコードを使用してはなりません。 |
「サポート」 SQL Anywhere は情報の伝達、操作の指示、応答の要求、またはビジュアル要素の区別を行う場合、カラーコードと他のビジュアルなインジケータを組み合わせて使用します。 |
Sybase Central データベース統計グラフアプリケーションにはユーザが選択可能な色が用意されていますが、情報をテキスト/数値で出力することもできます。 |
(j) 製品の色とコントラスト設定をユーザが調整できる場合は、さまざまなコントラストレベルを生成できる広範な色を用意する必要があります。 |
「サポート」 情報を伝えるために色が使用されている場合、SQL Anywhere では広範な色の中からユーザが選択できます。 |
SQL Anywhere はハイコントラストスキーマに対応するオペレーティングシステム設定をサポートしています。この設定を使用すると、代替色の組み合わせと比べて画面が強調されるため、画面が見やすくなることがあります。 |
(k) ソフトウェアで、2 ~ 55 Hz の周波数で点滅するテキスト、オブジェクト、またはその他の要素を使用してはなりません。 |
「サポート」 SQL Anywhere では、この周波数範囲内のアプリケーションユーザインタフェースで点滅するオブジェクトまたはテキストを使用していません。 |
|
(l) 電子フォームを使用している場合は、支援テクノロジを使用しているユーザが、フォームの入力や送信に必要な情報、フィールド要素、機能 (すべての指示やキューを含む) にフォームからアクセスできるようにする必要があります。 |
「サポート」 SQL Anywhere の電子フォーム (ダイアログ) は支援テクノロジをサポートしています。 |
SQL Anywhere の Java ベースのコンポーネントの場合、使用するサードパーティの画面リーダで Java の支援テクノロジをサポートする必要があります。 |
基準 | サポート機能 | 備考と説明 |
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(a) ユーザが目で確認する必要がない操作および情報検索モードを 1 つ以上用意するか、目の不自由なユーザや視覚障がい者が使用する支援テクノロジをサポートする必要があります。 |
「サポート」 |
SQL Anywhere は、支援テクノロジを使用するユーザのコンピュータプログラム操作を簡易化する、サードパーティテクノロジをサポートしています。 SQL Anywhere では、画面リーダーを使用してユーザインタフェース情報にアクセスすることもできます。Java ベースツールには、Java 支援テクノロジをサポートしているサードパーティ製品が必要です。 |
(b) 20/70 を超える視力を必要としない操作および情報検索モードを 1 つ以上、オーディオや拡大印刷出力機能と組み合わせて用意するか、または個別に用意する必要があります。あるいは、視覚障がい者が使用する支援テクノロジをサポートする必要があります。 |
「サポート (例外あり)」 |
SQL Anywhere では、画面リーダーを使用してユーザインタフェース情報にアクセスすることができます。いくつかの例外を除き、SQL Anywhere はシステムの大きいフォント設定もサポートしています。 |
(c) ユーザが耳で確認する必要がない操作および情報検索モードを 1 つ以上用意するか、耳の不自由なユーザや聴覚障がい者が使用する支援テクノロジをサポートする必要があります。 |
「サポート」 SQL Anywhere では、ユーザがコンポーネント機能にアクセスする際に、耳で確認することが必要になる操作はありません。 |
SQL Anywhere がオーディオキューを提供する場合、そのすべてでビジュアルキューも提供されます。 |
(d) 製品を使用するためにオーディオ情報が重要となる場合は、拡張音声方式に従って操作および情報検索モードを 1 つ以上用意するか、聴覚支援デバイスをサポートする必要があります。 |
「サポート」 SQL Anywhere では、ユーザがコンポーネント機能にアクセスする際に、耳で確認することが必要になる操作はありません。 |
SQL Anywhere がオーディオキューを提供する場合、そのすべてでビジュアルキューも提供されます。 |
(a) ユーザが音声で確認する必要がない操作および情報検索モードを 1 つ用意するか、障がい者が使用する支援テクノロジをサポートする必要があります。 |
「サポート」 SQL Anywhere のコンポーネントは音声認識が不要です。 |
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(f) モーターの微調整や同時操作が不要で、手の届く範囲や力が限られている場合も操作できる操作および情報検索モードを 1 つ以上用意する必要があります。 |
「サポート」 SQL Anywhere は、マウスキー機能、固定キー機能、フィルターキー機能などの Microsoft Windows オペレーティングシステムツールと、その他の支援テクノロジをサポートしています。 |
基準 | サポート機能 | 備考と説明 |
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(a) エンドユーザに提供される製品サポートマニュアルは、必要に応じて、追加料金なしで別の形式で提供する必要があります。 |
「フルサポート」 |
お客様向けのマニュアルは Web 上でデジタル形式で提供されていて、無料でダウンロードできます (http://sybooks.sybase.com/)。 |
(b) エンドユーザは、必要に応じて、製品のアクセシビリティ機能や互換性機能の説明に別の形式や方法で、追加料金なしにアクセスできなければなりません。 |
「フルサポート」 |
SQL Anywhere にはアクセシビリティ機能が記載されたヘルプファイルマニュアルが組み込まれています。各ユーザはヘルプファイルのトピックにオンラインでアクセスして表示したり、トピックを選択して印刷したりできます。 |
(c) 製品のサポートサービスは、障がいを持つエンドユーザのコミュニケーションに対するニーズを満たす必要があります。 |
「フルサポート」 SQL Anywhere では、ユーザがコンポーネント機能にアクセスする際に、耳で確認することが必要になる操作はありません。 |
Sybase テクニカルサポートグループは、技術文書、ホワイトペーパー、製品マニュアル、ニュースグループ、オンラインソフトウェア問題事例管理、バグフィックスやパッチなどの幅広いサービスを提供しています。これらのサービスとサポートサービスの詳細については、Sybase
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Java Access Bridge を使用したアクセシビリティ
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